生成AIは「相談相手」として使うのが近道
最初から完璧なプロンプトを書く必要はありません。まずは普段の仕事を、そのまま日本語で相談してみましょう。
まず試したい3つの使い方(入力例・出力例つき)
「便利そうだけど、具体的にどう使うの?」という方へ。実際の指示(入力)と、返ってくる答え(出力)の例をそのまま載せます。コピペして試してみてください。
1. 文章のたたき台を作る
取引先へ打ち合わせの時間変更をお願いするメール。ゼロから考えると気が重い作業も、頼むだけで形になります。
▶ こう頼む(入力)
あなたは丁寧なビジネスメールが得意なアシスタントです。取引先に、来週水曜の打ち合わせ開始を30分遅らせてほしいとお願いするメールの下書きを、丁寧かつ簡潔に5文程度で書いてください。
▶ こう返ってくる(出力例)
件名:◯月◯日 打ち合わせ開始時刻のご相談
◯◯株式会社 ◯◯様 いつもお世話になっております。△△株式会社の□□です。 来週水曜日の打ち合わせにつきまして、誠に勝手ながら、開始時刻を30分ほど後ろ倒しにさせていただくことは可能でしょうか。 ご都合が合わないようでしたら、改めて日程を調整いたします。 お手数をおかけしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
あとは日時と宛名を埋めるだけ。「もう少しカジュアルに」「冒頭にお詫びを一文足して」と追加でお願いすれば、その場で直してくれます。
2. 長い資料を要約・整理する
会議メモや長いメールを、共有しやすい形に整えてもらいます。
▶ こう頼む(入力)
次の議事録を「決定事項」「宿題(担当者つき)」「次回の予定」の3つに分けて、箇条書きで整理してください。 (ここに議事録の本文を貼り付け)
▶ こう返ってくる(出力例)
決定事項
- 新サービスの公開日を10月1日に決定
- 価格は月額1,980円で確定
宿題
- 申込ページの作成(担当:佐藤さん/9月20日まで)
- プレスリリースの下書き(担当:田中さん)
次回の予定
- 9月22日(月)15:00〜 進捗確認
ダラダラした長文が、そのまま共有できる形に整います。「表にして」と頼めば表形式にもしてくれます。
3. アイデアを大量に出す
一人で悩むより「まず数を出す」のが得意分野です。
▶ こう頼む(入力)
20代の社会人向けの「在宅勤務用タンブラー」の商品名を10個提案してください。それぞれに20字以内のキャッチコピーも付けてください。
▶ こう返ってくる(出力例・抜粋)
- デスクトモ — 机の上の、いちばん近い相棒。
- ワークタンブラー Hygge — 在宅時間に、ひとさじの心地よさを。
- ステイ・ウォーム — 冷めない一杯で、集中も冷めない。 …(このように10案)
すべてが当たりではありませんが、「この方向でもう10個」「2番をもっと高級感のある名前に」と会話を重ねれば、たたき台から良い案へ磨き込めます。
良い指示の3要素
上の例のように、ちょっとした指示の工夫で出力は大きく変わります。意識したいのは次の3つです。
- 役割:「あなたは経験豊富な編集者です」と立場を与える
- 前提・制約:「300字以内」「専門用語は避けて」など条件を添える
- 例:理想の出力例を1つ見せる
この3つを意識するだけで、返ってくる答えの質が一段上がります。
大事なこと:最後は人が確認する
生成AIは、ときに事実でない内容(ハルシネーション)を出します。数字・固有名詞・引用は、必ず一次情報で確認しましょう。入れてはいけない情報や、生成AIが苦手なことは生成AIに入力してはいけない情報、生成AIが苦手なこと・できないこと7選もあわせてご覧ください。
次のステップ
慣れてきたら、スキルを資格で客観的に証明するのもおすすめです。AI PASSPORT は、学習から認定資格までを一気通貫でサポートしています。どのツールから始めるか迷ったら生成AIの勉強は何から?無料で始める学習ロードマップもどうぞ。